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4月28〜30日

連休が始まって,我が家の近くの海浜公園や海岸通りは,すでに大渋滞。もっとも,我が家親子3人は,日焼けと戦いながら,もっぱら自転車で走り回っています。5連休中は,特別出かける用事もなく,のんびり近場で遊ぶ予定。

毎日新聞によると,『インターネットからダウンロードし,パソコンや携帯端末で読む「電子書籍」の市場が,じわじわと広がりつつある。150社あまりが参加して配信実験を行った「電子書籍コンソーシアム」は,事業化を前に解散となったものの,今度は光文社や新潮社など出版大手8社が,秋口にも文庫本のネット配信を始める。ネットからデータの小さい文庫本を携帯端末に落とし,電車のなかで読む新スタイルが生まれつつある。背景には読者ニーズの広がりだけでなく,年間6万冊以上の新刊があり“過当競争”に陥っている出版業界側の事情もあるようだ』とのこと。

4月27日

わが地元の古書店「BOOKSTATION」のホームページが出来たというので,覗いてみました。文庫本にはあまり目新しい物はありませんでしたが,スーパー源氏にも投入とのことなので,期待しましょう。ページミルの使い方なるホームページ作成指南のページもあるのですが,このページ自体は,格別凝ったデザインというわけではありません^^;;。

4月26日

岩波文庫新刊「量子力学の誕生」ニールス・ボーア論文集2は,今世紀前半の量子力学史を概説したもの。いわゆる論文だけでなく,講演やエッセイも含み,パラパラめっくてみると,数式はほとんど出てこないので,アレルギー体質の人も安心。索引も細かく,基礎的な用語について辞書的に使うこともできます。もう少し引き締まった訳文であれば,快適に読めるのですが。

4月25日

岩波現代文庫新刊「荷風語録」は,明治・大正,戦前,戦後にわたって,それぞれの時代の東京下町の風景を描いた荷風作品を集めたもの。語録とはいうものの,小品はまるまる収まっており,各時代ごとの川本三郎氏による解説も丁寧で,荷風入門としてお勧め。断腸亭日乗の「読みどころ」もよく押さえてあります。 

4月24日

岩波文庫新刊「新訂 孫子」を読む。今回は,銀雀山竹簡の新資料を参考にしたとのことで....それはなに^^;;?(1972年に山東省で発掘された漢初の竹簡資料) 旧版の方も,もちろん以前読んでいたわけですが,格別読みやすくなったという印象は受けませんでした。各々の文中の注が丁寧につけられているのも,勉強にはなりますが,興味本位で読んでいる者には,ちょっと鬱陶しい感じ。現代語訳だけ追っかけて読んでいっても,十分楽しめますね。

4月21〜23日

週末は近くの海で,砂浜にトンネル掘り。はやくもかなり日焼けしております。ここのところ,「銀河鉄道の夜」(アニメ版)をケーブルテレビでやっているので,久しぶりに涙^^;;。宮沢賢治のサイトで面白いのは,森羅情報サービス。賢治の全童話と詩を掲載しており,「銀河鉄道の夜」が初期形から最終形へどのように変わっていったのかを,テキストを細かく色分けして示しています。それによると『物語は初期形では,「孤独なジョバンニ少年がブルカニロ博士の実験によって夢の銀河鉄道を旅し,ほんとうの幸福を求めて進んでゆく勇気を獲得し,博士から金貨をもらって帰る」話であり,最終形では,「ジョバンニ少年が病気の母のために牛乳をとりにいく途中,友人を助けるために死んだカムパネルラ少年といっしょに銀河鉄道を旅し,カムパネルラとは最後までいっしょに行けなかったが,牛乳と父親が帰る情報とを持って帰る」話になっています』。

4月20日

ロシア文学といえば,プーシキン以降,ゴーゴリやレールモントフ,ツルゲーネフなどは岩波文庫にも多数収録されているのでお馴染みですが,それよりも古い時代のものとなると,イーゴリ軍記を除けばトルストイが翻案した民話程度しか知りませんでした。岩波文庫新刊「ロシア文学案内」は,ロシアに神話がなかったこと,ロシア人が10世紀末まで体系的な文字を持っていなかったこと,ロシア人が最初に出会った文字文化が異国の言葉で書かれたもので,その内容も自分たちの伝統とは違う異文化のもの(キリスト教)だったこと,などロシア文学創成期の特異な事情や,その歴史の浅いロシア文学が19世紀になってなぜ世界文学に大きな影響を与える存在となったのか....ロシア史に疎い人にもわかりやすく書かれていてお薦めです。もちろん,ドストエフスキーやトルストイらについては,くわしい解説がなされています。

4月19日

岩波少年文庫が50年ぶりに改装新版発行! 6月16日に,くまのプーさん,ドリトル先生航海記,はてしない物語など50冊一気刊行とのニュースをきき,ニコニコです。刊行予定リストを見ると,既刊の改装と,新刊・新訳が半々くらい。0番台が小学生向け,500番台が中学生向けとなっていますが,読みたいのは小学生向けばかりだなぁ。別冊として「なつかしい本の記憶−岩波少年文庫の50年」も同時に刊行されるとのことで,こちらも楽しみ。

4月18日

光文社文庫・幻の探偵雑誌第2弾「探偵趣味傑作選」をさっそく読みました。版元によると,第1弾の「ぷるふいる」はたいへん好評につき増刷。たしかに,普段ミステリーや探偵小説に縁がないと思っていた私(読んだことがあったのは就眠儀式だけ)でさえ,一気に読んでしまいましたから....。探偵,というより大正,昭和初期のこれらの作品にあらわれた雰囲気が好きなのですね。ちなみに,一部の(というより多くの)著者には連絡がとれず,消息を知っている人は光文社まで連絡してほしいとのこと。光文社は池袋に「ミステリー文学資料館」というのも開いているのも知りませんでした。なにかマンガ喫茶のミステリー版みたいな雰囲気かしら。もっと立派な物だったらゴメンなさい。

4月17日

岩波文庫4月の新刊は,「窪田空穂歌集」,「新訂 孫子」,「ニールス・ボーア論文集2 量子力学の誕生」,「新版 ロシア文学案内」の4点。窪田空穂は,なぜか随筆集の方が先に出ていて,歌人の渋い随筆というイメージとは異なり,大正時代の東京名所めぐりや,古き良き時代の早稲田大学の思い出などを自由に書きつづっており,これは楽しい読みものでした。

4月14〜16日

週末は天気が悪くて残念でしたが,横浜で遊んでいました。筑摩書房のホームページができました。ニュースとして,第16回太宰治賞決定のほか,『20世紀最大の宗教学者による人類の壮大な精神史-ちくま学芸文庫版『世界宗教史』全8巻刊行開始。20世紀最大の宗教学者ミルチア・エリアーデによる集大成『世界宗教史』がついに文庫判になって登場した。現代人を取り巻く細分化された宗教の状況から,もう一度立ち戻って大局的に眺めようとした時,宗教現象の史的展開を膨大な資料を博捜し記された本著は有効であろう』など。ちなみに直接注文の場合,送料は1回のお届けにつき何冊でも380円,ご注文の本体価格合計が5000円以上の場合は無料とのこと。

4月13日

講談社α新書,立川談志「食い物を粗末にするな−「並の日本人」の食文化論」を読みました。『"捨てる""残す"に腹が立つ!家元が「美味い水掛け飯」「正しいカレーの作り方」「ペット様の食生活」他を論じる。『BART』(集英社)連載の「だんしんぼ」に加筆した食い物漫談』ということで,確かに漫談風の自在な話っぷり。まわりまわって,なんだか訳の分からないことになったりしてますが,不況不況といいながら,誰も腹を減らしていない暢気な日本人を切り捨て(てるんじゃないかな,たぶん)。読んでいると,どうでもいい気分になってくる。これも一種の癒し本?

4月12日

市川龍資氏の「書物の放射能」というエッセイによると,書物には紙の目止剤に白土,滑石などの鉱物が使われているので,自然放射性核種カリウム40のほか,ラジウムやトリウムが含まれているとのこと。書物の出版年とセシウム137濃度の関係を調べた人もいて,1950年代後半から60年代前半,大気圏内核実験がたくさん行われた時期に作られた本における濃度が,圧倒的に高いことがわかっています。

4月11日

マスコミ界の専門紙「文化通信」によると,99年の文庫市場での売上高は1554億円で前年比1・3%減。返品率は42・1%とのこと。返品に関しては,『講談社,小学館をはじめとした大手出版社が相次いで取次各社に不正返品の是正を申し入れている。スリップやカバーのないもの,マンガ喫茶のスタンプ入りなどの商品が返品されていることから,各社とも今後,事前了承がない場合は「スリップ無し」「カバー無し」返品を入帳しないとしている。今年に入って大手新刊書店が古書販売を併設するなどの動きに,出版社が警戒感を高めていることが背景とみられる。』という記事も。

4月10日

文庫本に挟んである宣伝パンフは,いつも見ないで捨ててしまう,あるいは栞代わりに挟みっぱなし,というのが普通でしょう。でも,光文社文庫のように,月替わりのエッセイが載っている変わりものもあります。このパンフ,いまはミステリー評論家,新保博久さんの「シンポ教授のミステリー・カルト道場」や読者参加「今月の一句」,カッパの四駒マンガなど,結構楽しめます。『お花見で下戸が読んでる文庫本』....。

4月6〜9日

「西洋事物起源」全4冊を読み終わり,というか眺め終わりました。本書は,特許庁技術史研究会の訳ですが,その代表者である富田徹男氏のページには,関連情報がいろいろ載っており(巻末の解説もそのまま),その中で翻訳の動機については,「特許庁審査官は発明の審査をすることにより産業行政を支えているのであるから,発明の歴史に興味を持つのは,一般の技術者よりも強いということである。またその翻訳の結果,単に技術史上の情報が増加するだけでなく,上述した様な産業技術体系の質的相違を示すデータを提供することになるので,広い意味での産業技術政策に寄与することとなる」などと記されています。ちなみに,「第1巻は発行後わずか4ケ月の2月に第1刷が増製本となり,我々の訳の一部分を切り張りしたような海賊版があらわれました。このような出版物には厳重に対処していきますが,同時に我々の行った作業も,一流から,偽物の出る超一流にレベルアップしたと思っております」ですって。なんか楽しいですな^^;;。

インフォサイト・ブックポートには,各社の文庫本,文芸書,コミックなどの新刊一覧が載っていて,なかなか便利(新書は現在情報更新中)。

4月5日

「ウィルヘルムマイスター」を読み終わったものの,なにか達成感がないのは,最後に解説がないせいかしら^^;;。つづいて,沖縄最古の歌謡集「おもしろさうし」を読み始めたのですが,ちょっとまだコメントしようがない状態です。

4月5日

Netscape6,さっそく試してみました。軽い動作となかなか使いやすそうなインターフェースに好感が持てます。いまのところ,落ちまくりではあります....。

いまさらですが,小谷野敦「もてない男−恋愛論を超えて」(ちくま新書)を読みました。著者は自らを「もてない男」とし,古今東西の文学作品マンガや演劇,テレビドラマなどを題材に,もてない男の姿を明らかにしていきます。過去の文学作品中で「もてない男」がいかに粗略に扱われてきたか。なかなかためになります。最後まで読んだ感じでは,著者は自称もてない男であり,好きな女性から相手にしてもらえない....と愚痴るだけで,だれからも相手にされないというわけではなさそう。著者近影写真も含めて,ずいぶん「作って」いるような感じがするな。ズルい。最近の若者たちには「恋愛するのが当たり前」という強迫観念が植え付けられているのではないか,と感じている著者と同世代の人(私もそうだが)には,もてるもてないにかかわらず共感を呼ぶのでは。もっとも,若者に限らず「恋愛の出来ない男は人間として不完全だ」というのは,近代が生んだ恋愛至上主義の脅迫観念らしいけど。

4月4日

自分のことを「読書は好きだが愛書家ではない」と思っている人は多いでしょう。開田あや氏(週刊アスキー)によると,そういう人は,「女好きだが愛妻家ではない」というのと同じこと?らしい。古本なら引き取り手はあるが,古女房となると....。

4月3日

宝島社文庫「麻雀やろうぜ!」を読む。人気マンガ家15人による全37手役の図解や,イカサマ技解説,フリー麻雀初体験,プロ試験に挑戦など,なかなか笑わせてくれます。だあいたい,将棋でも囲碁でも,ちっとも強くならない割に,読むことだけは好きなんですね。本家「別冊宝島」の方は,通算500号になったようで,いまキャッチコピーを募集中。

椎名誠ファンの文庫本サイト「我武者羅書房」では,椎名誠ファンこだわりのアンケートというのをやっています。「無人島に持って行く椎名本5冊」,「椎名誠を知らない人にお薦めの一冊」,「旅に出たくなる本」について,椎名ファンの投票結果が。もちろん挙げられているのは椎名本のみです。

4月1〜2日

バタバタしているうちに4月になってしまいました。小渕首相も心配ですが,私も仕事が溜まってピンチであります。

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