過去の日記を読む・・・ 2000年 6月 5月 4月 3月 2月 1月 1999年 12月 11月 10月 9月 8月 7月 6月 5月 4月 3月 2月 1月 1998年 12月 11月 10月 9月 8月 7月 6月 5月 4月 | |
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7月31日 朝日文庫の新刊「図の劇場」(荒俣 宏)を読む(元本は1994年同社刊)。荒俣氏の博物画像コレクションのうち,大航海時代のB級モノを集めたもの。B級とはいってもそれは博物学的には....であって,多くの精細で美しい画像が楽しめる。基本は西洋人が想像力をたくましくして描いた,日本をはじめとするエキゾチックな東洋の怪しい風物だが,荒俣ファンはこの手の本を買い続けて,氏の稀覯書代借金返済に協力しているわけだ。私もそのクチ。
7月28〜30日 ニコンのF80を買っちゃいました。子供の頃からカメラ好きで,キャノン,オリンパス,コンタックスと使ってきて,なんとはじめてのニコン&オートフォーカスだっ^^;;。コンタックス下取りに出して買うつもりだったけど,結局未練があって,まだ手元に残してあります。ちょっと撮ってみましたが,オートフォーカスって,ホントに必要? 近眼乱視の私でも十分マニュアルフォーカスでいけるんですが....。まあ,動体予測が必要なスポーツ写真では役に立つのかもしれませんが,運動会以外でスポーツ写真なんて撮ったことないし。 インターネット古書サービスの「紫式部」が,「マイ蔵書印制作・お届サービス」を開始しました。『貴方の大切な愛着のある蔵書に貴方だけの蔵書印を押す。紫式部は読書生活における新しいライフスタイルをご提案いたします。』ということで,蔵書印はいまの若い読者にとって「新しい」ものなんでしょうね。私は蔵書印が好きで,自分のを押すばかりでなく,古書に押してある他人の蔵書印も全然気にしません....というより,古い文庫本の中には,押してある蔵書印が気に入って買ってきたものもあります。
7月27日 中公文庫の新刊「遙かなる鏡」(大竹省二)を読む。写真で綴る敗戦日本秘話,という副題が示すように,戦後すぐGHQの嘱託カメラマンとしてアーニー・パイル劇場や米軍関係者の写真を撮影してきた著者が,若き日の貴重な経験を写真を交えて語る。マッカーサーやモンロー,朝鮮戦争当時次々と来日したスターのエピソードとともに,木村伊兵衛や土門拳など日本のフォトジャーナリズム黎明期における写真家達の姿も伝えている。
7月26日 7月20日に「文春ウェブ文庫」が開店しました。 「文春文庫」としてこれまでに発売された本を1冊500円から800円でデジタル化して提供するもの。ダウンロードすると,パソコンで文春文庫が読めます。クレジット決済も可。なつかしい名著をはじめ、いまでは書店で見つけにくい,希少性の高い本をずらり揃えるとのこと。まずは60点で,毎月20日に15点前後追加の予定。
7月25日 ISIZE BOOKの古本情報を見ていると,岩波文庫も800点あまりが掲載されているが,ほんとにこんなに安くていいのだろうか,と思う。ムジールの「愛の完成 静かなヴェロニカの誘惑」が100円,スターンの「センチメンタルジャーニー」が500円,ドーデの「タラスコンみなと」が1000円,ラーベの「雀横丁年代記」が600円。どうにか高いのを探そうと思っても,「白銀公爵」2冊で2500円,「アラン島」3,000円あたりがせいぜい。もちろん安いのは嬉しいが,岩波文庫が店頭均一本の中に放り込まれているようで,ちょっと悲しい。
7月24日 『千石英世による新訳「白鯨 モービィ・ディック」(講談社文芸文庫,5・6月刊)をパラパラ見ただけで,おおっこりゃすごいと思った。』という柴田元幸さんの紹介が面白い。『間違いなく,今年の翻訳界最大の収穫だろう。』ということなので,私もパラパラめくってみるつもり。
7月21〜23日 家の近くのプールで泳いできました。日焼けで肩がヒリヒリしています。我が家でいま流行っている絵本は,五味太郎さんのもの。五味さんの著作は,これまでに300冊を超えるそうで,1年に10冊以上という驚異的なペースで製作を続けてきました。徹子の部屋で「絵本を書くのは趣味みたいなものだから,楽しくて仕方ない。描くのが楽しいからどんどん作品ができてしまうんですよ」と言っていたように,五味さんの絵本は発想がユニークでありながら,子供に媚びて無理したところ,嫌みなところがなく,スッとその世界に入っていける。有名なところでは,77年作品「みんなうんち」。いろいろな動物の糞の仕方にスポットを当てたユニークな絵本で,海外でも広く発売されているベストセラー。五味さんは,「大人たちが,自分たちの都合の良い子供を作ろうと教育している。その結果,みんなが個性の無い子供になってしまう。このままではいけないと思う」と話しています。
7月19〜20日 岩波文庫の新刊に横目を使いつつ,新刊文春文庫「河童が語る舞台裏おもて」を読む。妹尾さんの本業である舞台美術の仕組み,とくに製作現場の秘密をおなじみの立体細密画で描いたもの。日本最初(ということは世界で最初)の回り舞台の仕組みや,時に本物より本物らしく見せる最近のオペラや演劇のセットの巧妙な騙しのテクニックを解説するとともに,裏方の職人さん達の名人芸にも触れている。本業の秘密を暴露....ということで,ちょっとためらいながらも,芝居のおもしろさを少しでも伝えたいという妹尾さんの気持ちが感じられる好著。
7月18日 サーバー接続不良でご迷惑をおかけしました。読んでたのは,扶桑社文庫「孤独のグルメ」。まあ,コミック版B級グルメ本の一つなんですが,個人輸入雑貨商の主人公が格好いいわりに気が弱いというのが良いです。仕事先で行きずりの定食屋に入るときのためらいや,場違いな店に入ってしまたっときの気まずい思い。大阪の屋台で威勢の良い常連に混じって小さくなりながらたこ焼きをつまんだり,焦ってよけいなものまで注文してしまい,寂しく後悔。「モノを食べる時はね 誰にも邪魔されず自由で なんというか救われてなきゃあ,ダメなんだ。独りで静かで豊かで・・・」というセリフが全体の雰囲気。実際,外で一人でちゃんと飯を食うというのは,なかなか難しいんですよね。 しかし,CONTAXのついに出たオートフォーカス一眼レフ,本体はともかくレンズが高いっ....。
7月16〜17日 というわけで,猛暑の中行って来ました東京ディズニーランド。アンバサダーホテルは,もっとディズニーディズニーしているのかと思ったら,なかなか落ち着いた良いホテルでした。人はものすごく多かったけど(チェックインに1時間くらいかかった)。ディズニーランドへの直行バスも頻繁に出ているし,なにより子供に対してサービスが良いので助かります。昼食をとったレストラン・シェフミッキーも,ドナルドやプルートなどキャラクターが子供と遊んでくれるので食事よりそちらが大忙し。まあ,「休日」にはなりませんでしたが,楽しめました。
7月13〜15日 今月の岩波文庫新刊は,「アイルランド短篇選」(橋本槇矩編訳),「一遍聖絵」(聖戒編),「フランス革命についての省察 上」(エドマンド・バーク),「ロシア革命史 一」(トロツキー)の4点。岩波文庫でアイルランドといえば,童話集「隊を組んで歩く妖精達」(1935年刊)のほか,ジョージ・ムア,イェイツ,シングの諸作がある。今回の短篇集は,ジョイス,オフラハティ,オブライエン,トレヴァーなど,本邦初訳も多いとのことで,楽しみ。16日から夏休み第1弾で東京ディズニーランドへ行って来ます(といっても,我が家から1時間ちょっとなんですが....)。
7月12日 一昨年,毎日新聞社から出て話題になった谷川浩司「復活」が,早くも角川文庫に登場した。平成8年に羽生七冠誕生とともに無冠となった谷川が,無心になって復活を遂げ17世名人となるまでの葛藤の日々を,自ら書きつづったもの。羽生との厳しい対決を中心に,勝負師が心の内底をこんなにあからさまに語ってしまってよいのか,と驚かされる。それを書けるところ,将棋に対してだけではない正直さ,真摯さに谷川の真の強さがあるのかと思う。将棋を全然知らない読み手にも感動を与える書。
7月11日 で,「bk1」に荒木経惟さんへのインタビューが載っていて,これが良い。「センチメンタルな旅」以来,荒木さんの写真集やエッセイは欠かさず読んでいるが,過激なスタイルの中には,こんなに優しい人がいるんだなぁ,といつも思う。新刊「写真私情主義」は,プラウベル・マキナで撮りためた日常の記録。今回は自分でプリントもして,『撮ったときの俺の気持ちを再現しようとするんじゃなくて,いいかげんな気持ちも「いま」の俺の私情』を伝えたかったという。アラーキーを変態カメラマンみたいに思っている人は,亡き陽子夫人との共著「十年目のセンチメンタルな旅」あたりから読んでみよう。
7月10日 ネット書店「bk1」が開店。日本最大の書誌データベース検索,読書関連記事,無料メール購読,読者書評を投稿したりと,さまざまなサービスがあります。最短当日発送という本の宅配は,「24時間以内発送」(約2万タイトル),「2〜3日以内発送」(約20万タイトル),「2週間以内発送」をマークでリアルタイムに表示。その本がいつ届きそうか一目で分かるなど,なかなか便利。送料1回250円というのも安いですね。文庫本に関する企画も,「bk1夏の100冊フェア−bk1エディターが選ぶ珠玉の文庫百選」,「東洋文庫・夏の100冊フェア」,「1万円でこんな文庫と新書を買いました企画(近日公開)」などいろいろ。
7月5〜9日 何か急に忙しくなってしまい,バタバタ。台風は大したことがなかったので,週末は近くの平塚七夕祭りを見物しつつ(しかし毎年ものすごい人出),映画を見たり,子供の教室に付き合ったりと少し落ち着いてきました。しかし,今月の文庫新刊は,早くも夏枯れというか,めぼしいものがないですね。講談社文芸文庫の「カルメン・コロンバ」,宝島社文庫「この文庫がすごい!の文庫」くらいかな,めくってみたいのは....。この時期,かつては読書感想文用の「名作」文庫が一斉に重版再版されてたと思うけれど,それもなし。なにか『夏向きの文庫』ベスト10みたいなのを考えてみましょうか。
7月4日 光文社知恵の森文庫の書き下ろし新刊「ライカはエライ」(田中長徳)を読む。著者がいままであちこちで書いてきたうんちく話を,やさしくQ&Aの形でまとめたもの。あとがきで著者自身言っているように,ちょっとお手軽に雑談しながら一丁上がり,といった感じで,ライカファンの人には物足りないだろう。挿入されている作例のカラー写真も冴えない(作品じゃなくて印刷がね)。まあ590円だからしょうがないのか。
7月1〜3日 週末は,天気も良かったので,江ノ島水族館や近くの公園へ散歩に行っていました。月曜日も良い天気ではあったのですが,夕方から雷雨となり,帰りの電車が信号トラブルで立ち往生。ギュウギュウ詰めの蒸し暑い車内でグッタリしていました。読書の方も小休止といった感じで,カメラジャーナル新書・田中長徳「カメラ&レンズベストテン」などをパラパラと。カミサンは,この7日にオープンするディズニーランドのホテル宿泊計画に血道を挙げております。
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