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10月31日

BOLでは,年内配送料無料キャンペーン中です。『BOLからお客様へのミレニアム・キャンペーンとして11/1より年内,配送料は全国一律無料でお届けいたします。すでに受付けしている予約本に関しても発売日が11月1日以降でしたら,配送料は無料です。但し,ご注文が無料キャンペーン開始の11月1日以前の場合は,ご注文時の150円を配送料金としてご請求させていただきますので,ご了承ください。』とのこと。無料は嬉しいが,システムの信頼性は?

10月30日

読売新聞の調査によると,読書人口は減少傾向が止まらず,30代では70%が月に1冊も読まないという。ちなみに,本に関する不満の第一位は,値段が高いこと。多くの情報がインターネットで流れている現在,情報入手のコスト感覚も変わってきているんでしょう。

10月26〜29日

しかし,寒い日が続いていますね。わたしも風邪をひいてしまい,絶不調。週末は寝込んでいました。「絶版文庫三重奏」と「文庫パノラマ館」も入手したのですが,まだまだ眺めただけ。まあ,楽しみにとってあるわけです。テリー伊藤の「テリー伊藤のお笑いニッポン大改造計画」(知恵の森文庫)だけは読みました....。ところで,bk1では取り寄せの場合,入荷順にまめに送ってくれるのは嬉しいけれど,文庫本数冊を頼んで1刷ずつバラバラに宅配便でというのは,ちょっとありがた迷惑。でも,揃うまでストックして管理するより,いちいち送る方が,結局安くつくのかも....。

10月25日

27日は「読書の日」。11月9日まで開催される「読書週間」の初日にあたる。「読書週間」は,大正13年に始まり,読書の奨励や,図書館利用の促進運動が行われてきた。その後,第2世界大戦などにより一時中断したものの,現在まで続けられている。もっとも最近は,読書というより,出版社と書店のための販売促進週間というイメージが強いけれど。読書推進・図書普及連絡会の窓口である日本書籍出版協会の立花部長にしてから,『読書離れは進む一方だ。今後,本の購買者層が大きく伸びる要素は考えられない。せめてこのまま横ばいを維持するか,多少でも上向けばいいだろう』とずいぶん悲観的な見解だ。

10月24日

小学館文庫の新刊「巣鴨プリズン未発表フィルム」(織田文二)を読む。元巣鴨プリズン(現在,池袋サンシャイン60の建っているところ)の刑務官だった著者が,自ら撮影した写真をもとに,当時の刑務所内部の生活を記録したもの。写真以外に目新しいものはないが,東京裁判前後の事情がコンパクトにまとめられている。ただし,刑務官としての著者の立場ははっきりしているので,それに馴染めない人がいるかもしれない。もっともこの辺りのことは,インターネットで調べた方が早いだろう。たとえば,東京裁判など。

10月23日

11月8日に,岩波文庫秋の一括重版があります。鈴木信太郎訳の「ヴァレリー詩集」や,ベルトランの「夜のガスパール」,ユゴーの「ライン河幻想紀行」,ハックスリの「恋愛対位法」など30点。ちなみに漱石の「三四郎」には,『次の日は空想をやめて,はいるとさっそく本を借りた。しかし借りそくなったので,すぐ返した。あとから借りた本はむずかしすぎて読めなかったからまた返した。三四郎はこういうふうにして毎日本を八,九冊ずつは必ず借りた。もっともたまにはすこし読んだのもある。三四郎が驚いたのは,どんな本を借りても,きっとだれか一度は目を通しているという事実を発見した時であった。それは書中ここかしこに見える鉛筆のあとでたしかである。ある時三四郎は念のため,アフラ・ベーンという作家の小説を借りてみた。あけるまでは,よもやと思ったが,見るとやはり鉛筆で丁寧にしるしがつけてあった。』という下りがあります。アフラ・ベインはイギリスの女性作家で,文筆によって生活を支えた最初の職業閨秀作家であるといわれており,その「オルノーコ・美しい浮気女」も重版されます。

10月20〜22日

いろいろ新しい文庫シリーズが創刊されますが,学研M文庫ってのは,あまり目立たないような....。学研サイトの,全冊立ち読みコーナーっていうのは,ちょっと面白いですね。画像で4頁ばかり読めるだけなんですが。参考にはなります。コリン・ウィルソンの「超読書体験」というタイトルには笑ってしまったが,読んでみるつもり。

10月19日

「日経ビジネス人文庫」が11月7日に30点一斉発売される。テーマは『さらば「20世紀の会社人間」』で,シンプリシティ−「過剰」な時代の新競争戦略,20世紀 日本の経済人,経済を見る目はこうして磨く,リストラに克った・・・ということで,経済人(私のことじゃないな)が21世紀に生き残る道を探るらしい。編集長インタビューなど詳しくは.bk1のサイトで。

10月17〜18日

岩波文庫新刊の「唐詩選」。かつて,漆山又四郎訳注や前野直彬注解(ワイド版岩波文庫にもあり)でも出ていたが,今回は佐藤保補訂による改版。原文・訓読文と語釈・現代語訳を掲載。参考にと思い,インターネットの漢詩,唐詩のサイトをいくつか見てみましたが,みんな「濃ゆい」ですなぁ。

10月16日

先日店じまいした職場のそばの書店跡に,新しい書店(新橋書店が)開店した。前の店に比べて,アダルト関係が一層充実しているみたい^^;;。各社文庫本の解説目録が積み上げてあったのと,安い雑誌を買ったらボールペンをくれたのは良し。新橋「大古本市」は,全然収穫なしです。

10月15日

神保町のメールマガジン「神保町ドットコム」が創刊されました。『神保町ドットコムは10月1日よりブックタウン神田に登録された会員・本を愛し・神田神保町を愛する人々にむけて,メールマガジンとしてリアルタイムな情報を毎月発信していく予定です。メールに載せきれない画像やムービーは本サイトで公開していきます』とのことで,第1号には,「三代目座談会 あとつぎ物語」,「澁澤龍彦の書斎 画像420枚,動画5本一挙公開!」などの企画記事が掲載されています。※現在,新橋駅前では,大古本市が開催中です。ちょっと天気が心配ですが,お近くの方は覗いてみてはいかが。

10月12〜14日

悪魔の辞典は各社から出ているビアスですが,文庫本で読める作品は限られていて,岩波文庫の「いのちの半ばに」(1955年刊)のほか,角川文庫(死の診断,1979),創元推理文庫あたりに小品が入っているくらい。今回岩波書店から出た「ビアス短篇集」に収められた13編は,その多くが「いのちの半ばに」にも含まれていたもの。ところがことごとく邦訳題名が変えられているのには笑ってしまいました。「人間と蛇」が「男と蛇」,「ふさわしい環境」が「環境が肝心」,「ふさがれた窓」が「板張りの窓」,「哲人パーカー・アダスン」が「哲学者パーカー・アダソン」,「空飛ぶ騎手」が「宙を飛ぶ騎馬兵」,「アウル・クリーク橋の一事件」が「アウル・クリーク鉄橋での出来事」・・・てな具合で全部変えられています。ちなみに「いのちの半ばに」というよく知られた短篇集の題名も「命の盛りのそのときにも」と訳すんだそう....。先行訳のことにもふれられていないし,これは訳者大津栄一郎氏のポリシーなんでしょうね^^;;。

土曜日は息子と二人でディズニーランドへ行ってきました。早起きして開門時間の8時ちょうどに到着。しかし,お目当てのプーさんは,朝からトラブルで止まっていた・・・。小さい頃は,トイレと食事が大変で,カミサン抜きで行くのはヘヴィーだったのですが,最近はカミサン抜きの方が気楽なのよね^^;;。

10月11日

そのOH!文庫の一冊,「子どものことを子どもにきく」(杉山 亮)を読む。著者はおもちゃ作家。3歳から10歳までの8年間,息子に年に1回,インタビューして,その時々の心境を聞き,その年なりの子供の世界観を探る....というユニークな試みの記録。このインタビューがなかなか巧い。昔,リンクレターというアメリカのテレビ司会者が,子供へのインタビュー番組をやっていて,その問答が「ほざくなチビッ子」という楽しい文庫本にまとめられていたが,結局子供にインタビューするときのポイントは,「自分(大人)が知っていることを訊かない」,「大人の都合のいいところに誘導しない」,「話をまとめようとしない」というようなことになるようだ。

10月10日

10日創刊の新潮OH!文庫。さっそく書店でかなりのスペース(新橋文教堂では,新刊文庫棚の1/3程度)をとって売りに出ています。編集長によるとOH!文庫は,『旧来の新潮文庫は作家で買っていく人のためのもの。昨今はそうではなく,テーマ性で売れる作品が目に付く。内容が面白いから売れる,そうした鉱脈を文庫で発掘しようと考えた。ノンフィクション系を中心とし,新潮社は新書がないので,その分野もカバーする,いわゆるサブカルチャー,インタビュー,対談ものをラインナップする。内容の面白い作品を,単行本より敷居の低い文庫で出版することも意義があると思い,最初は3割くらいを考えていたが,結果的には創刊50冊のうち半分ぐらいが書き下ろしになった。ベストセラーの文庫化が第一の目的ではありません』。とのことで,私は「ディズニーランド101の謎」,「これでも終の住処を買いますか」,「箱根人の箱根案内」あたりに惹かれましたね。

10月6〜9日

3連休でしたが,子供が風邪気味だったので遠出せず,近場で買い物などしていました。その間読んだのは,岩波文庫では「量子力学と私」に続いて2冊目となる朝永振一郎「科学者の自由な楽園」。少年時代,学生時代の思い出や,仁科博士との出会い,理研での研究生活など,「湯川博士に比べて,自分の進むべき道を早くから決められなかった」という著者の,とくに啓蒙的な著作をまとめたもの。ファインマンを面白く読んだわたしとしては,湯川博士の文章より,朝永先生の方が好きですね。学生時代,朝永先生の「量子力学」で勉強してた....というのも遠い昔^^;;。

10月3〜5日

ちょっと忙しくて,トッチラカッテイマス・・・ここのところ,本の通信販売は,bk1を利用しています。送料が250円と安いのが魅力。で,注文したのは,【今週の旬。】『アンパンマンvsアンパンマン』^^;;。『特に第四幕「クライマックスはこれからだ 登場キャラクター面白話」では,僕にとって『アンパンマン』シリーズ最大の謎だった「ジャムおじさんとバタコさんの関係」がついに明らかにされ,「胸がすく思い」とはこういうことなのかと実感した次第。また,おむすびまん&こむすびまんが農協への気遣いから生まれたという政治的背景や,シリーズの中で唯一母親がいるのが○○まんだという,言われて初めて気付くプチ真実など,ファンにとってはたまらない真相の連続。』なんだって。これは気になる,でしょ!

10月2日

今月の岩波文庫新刊は, エマ〔全2冊〕(オースティン,工藤政司訳),国富論 2〔全4冊〕(アダム・スミス),唐詩選〔全3冊・改版〕,増補 俳諧歳時記栞草 下(曲亭馬琴)。 その中でも楽しみな「エマ」は,1974年に中公文庫から出ているほか,1997年に映画化された際,阿部知二訳(改装)とハーディング祥子訳も出ました。亡き淀川長治さんの紹介で映画「エマ」・・・
■イギリスのエレガント ここに吸い込みたまえ■ 42歳で独身で死んだイギリスの女流作家ジェーン・オースティンの代表小説「エマ」(1816年発刊)の映画化。この作家の「分別と多感」(1811),「高慢と偏見」(1813)も映画化されている。それはともにアメリカのMGMの映画だったが,この「エマ」は1996年のイギリス映画2時間2分。色彩が美術画のごとく美しい。
 19世紀イギリス南部ハイベリー,この地の上流社会の娘エマがお嬢さんごのみで友人たちを縁結びする。映画は余すことなくイギリスのこの時代の上流社会をこの目この心に染み込ませる。監督ダグラス・マクグラスはウディ・アレン映画の脚本にも協力したニューヨーカー誌のエッセー執筆家。
 この映画,女の香り,女のうれしさ,女の夢,それがあふれているのはジェーン・オースティン自身のあこがれに違いない。エミリー・ブロンテが男を求めて鬼と化したごとき「嵐が丘」を書いたのと同じく,イギリスの牧師の娘がフランス貴族の影響を受け絹刺しゅうに仕上げた花のごとき作。女ならではの“女の映画”。
 かわいいエマ,もう結婚してもいいエマ,この彼女が“あの人とこの人”と縁結びのキューピッドを気取っているこの映画は,男女のエレガントが“愛”と“恋”の錦を織り成しながら恋の熱をさます冷風にも吹き付けられる。
 男の“心”,女の“心”,その秘密をエマが知り,わが身を責める。女の観客はこの作に酔うであろう。男の観客はアクビするであろう。そして男自身の無感覚に気付いて舌打ちするであろう。グウィネス・パルトロウ,ジェレミー・ノーサム,それに「トレインスポッティング」のユアン・マクレガー,グレタ・スカッキ,ポリー・ウォーカーと,この配役は地味ながら,イギリスのこの時代の富豪屋敷,そこでのダンスパーティー,この時代の衣装。
 さながらイギリスの美術アルバムに見とれてその一頁一頁をめくるがごとき楽しみ。この映画から今はもはやホコリだらけのジェーン・オースティンの本を取り出した人はもうけもの。必読のお薦め。

必読のお薦め,と言われては,読まずにすませられませんね。

10月1日

あっという間に10月となりました。当地ではここ数日雨模様です。10月といえば,神田古本まつり。今年第41回は,青空掘り出し市(10月27日〜11月3日,岩波会場・三省堂会場 午前10時〜午後7時30分)と古書特選即売会(10月27日〜29日 午前10時〜午後6時 東京古書会館2階)が行われます。それにあわせて,神田古書店連合目録「古本」第26号を10月27日に発行(送料共600円)。詳しくは,「BOOK TOWN 神田」へ。

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