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8月31日 8月もいよいよ終わり。学生時代は,一年中でいちばんいやな日^^;;だった気もしますが,いまでは,また電車が混むなぁと思うくらい。息子はまだ一週間休みがあるけれど,夏休み中,遅寝遅起きの癖がついているので,また生活のペースを戻すのが大変だ。
8月27〜30日 夏休みボケは未だ直らず,9月号の「図書」を眺めていたら,岩波文庫ユルスナール「とどめの一撃」と「ナラ王物語」が重版されるという。「とどめの一撃」は,『「エリック! なんて変ったんでしょう!」少年期をともに過ごした館に帰り着いたエリック,コンラートのふたりを迎えたのはコンラートの姉ソフィーだった。第一次世界大戦とロシア革命の動乱期,バルト海沿岸地方の混乱を背景に三人の男女の愛と死のドラマが展開する。フランスの女流作家ユルスナールの傑作』。「ナラ王物語」は,『絶世の美女ダマヤンティー姫は婿選びの式でかねて恋こがれていた美貌の貴公子ナラ王を夫に選ぶが幸せの日々は短かかった。嫉妬に狂う魔神カリ王にとりつかれたナラ王は狂気のように賭けつづけ,ついには王国までも失ってしまうのである。―古代インドの長篇叙事詩『マハーバーラタ』中もっとも美しい愛の物語の原典訳』。こちらは結構手強かった^^;;記憶がありますが,ユルスナールはお薦め。
8月24〜26日 ちくま新書の新刊「へそまがり写真術」(柳沢保正)を読む。著者は朝日新聞の海外報道などで長年活躍したカメラマンで,最近はニュース番組のキャスターなども務めている。クラッシックカメラ,とくにコンタックスに詳しく,「クラシックカメラと遊ぶ」(筑摩書房)も出している。報道カメラマンらしく,極めて実務的なテクニック(高感度のネガフィルムを常用するなど)を中心に,ライカとの不幸な出会い,なぜコンタックスを愛用するのかなど,楽しい話題がいっぱい。長徳氏のエピソードも。
8月23日 岩波文庫新刊「新編 明治人物夜話」(森 銑三)を読む。かつて,講談社文庫(昭和48年)で出ていたものに,その後書かれたもの(一部は中公文庫所収)を加えて,「新編」と題した。明治天皇,西郷隆盛や勝海舟など,明治期の政治家,文士,ジャーナリストなどの「ちょっといい話」を集めたものだけれど,普段,がちゃがちゃした本ばかり読んでいるせいか,たとえ混雑している通勤電車の中でもこういうのを読むと落ち着きますな,ほんと。
8月22日 小学館文庫の新刊「中古カメラ屋通の本」(円谷 円著)を読む。雑誌ラピタに連載していた全国中古カメラ店巡りをまとめ,一部改稿したもの。北海道から沖縄まで,40軒の中古カメラ屋を訪れ,それぞれの印象を記すと共に,毎回バラエティに富んだ中古カメラを必ず(自腹で)購入。国産の普及タイプのカメラが多いが,「出会いを大切に」ということで,多少不具合があろうが,東京の店より高かろうが,潔く買ってしまうところは,なかなか気持ちがよい。カメラ店の店主には(古書店の店主同様),なかなか癖のある人が多いので,もっとその辺を書いてくれれば面白いと思うのだが,それは別の機会にまとめるのかな。
8月17〜21日 夏休みから戻ってきましたら,台風で大雨。皆さんの方では被害が出ていませんか? 休みの間は,もっぱら子供の相手で,プールへ行ったり,ドラえもんのイベントへ行ったりと,仕事をしている方が楽だ....といった感じでした。また,ぼちぼち読み進めていきたいと思いますので,よろしくお願いします。
8月14〜16日 文春新書「気づきの写真術」(石井正彦)を読みました。著者は,文藝春秋で写真部長を務めた雑誌カメラマン。『どこの家にも一台や二台はカメラが有る時代。ありふれたカメラも工夫次第で自然との触れ合い,人間関係,人生までも深めてくれる』ということで,技術にとらわれることなく,日常の記録としてカメラを十分に活用し,『カメラを持った芭蕉』を目指そう,と提唱。私も季節感を大事にした,ほのぼのとした写真をいつも目指してはいるのですが....。
8月13日 岩波文庫8月新刊「欧米の旅」(野上弥生子)は,岩波書店と関係の深い書物です。『昭和13年日英交換教授として渡欧する夫豊一郎にぜひ同伴するようにすすめ,遂に弥生子に同行の決心をさせたのは岩波茂雄でした。1年近く家を留守にすること,渡欧の費用のこと,それにもまして伯母(弥生子)に躊躇させたのは,明治の女性としてのたしなみだったのでしょう。行きたいのは山々だが,とても行けないと考えあぐんでいた北軽の山荘にいた伯母の所に,朝突然岩波さんがたずねて来たのです。シャツに鉢巻姿で草刈がまをもったまゝベランダでの立ち話で同行すべきである,金の事は心配するなと強くすすめたのです。その岩波さんの真摯な態度に伯母もやっとふんぎれたのでしょう。なんとありがたい事でしょう。そうすすめる人,すすめられる人の火花が散ったときです。弥生子は夫と共にヨーロッパに行き,世界を広く見る事が出来ました。帰国後,伯母は「欧米の旅」を岩波書店から出版しました。』 これは,フンドーキン醤油(株)会長,小手川力一郎氏の思い出話。
8月8〜12日 夏休みモードに入ってしまい,ちょっと一休みです。文庫本買い取り専門のbunkobon.netには,文庫本買い取り基準なるものがあって,カバー無し,破れ・書き込み・カビ・シミ・ヤケのあるものは定価の0%(タダね),最高でも定価の12%で,高いジャンルは 翻訳ミステリ,ノンフィクション,自然科学・学術書。安いジャンルは エッセイ,ハウツーもの,ティーンズもの,ハーレクイン,アダルトもの。出版社では,ちくま,講談社学術,朝日,ハヤカワ,創元が高く,角川スニーカー文庫,富士見ロマン文庫,コバルト文庫が安いとのこと。ということは,コレクターとしては読み捨てられそうなロマン文庫あたりが狙い目ということですな。まぁ,岩波文庫は評価外かな^^;;。
8月7日 おなじみ井狩春男編集の鈴木書店日刊まるすニュース。毎日更新されてはいないとは思っても,つい訪れてしまうんですね。ついでに井狩氏も参加している定有堂ジャーナル。今回は,「夏休み,ハリー・ポッターの打ち上げ花火があったのだった」と題して,『ほんパラ!関口堂書店』で希望の本を取り上げてもらうにはどうしたらよいか,なんてことを書いています。ちなみに,WEB本の雑誌では,新・新刊採点員単行本班を若干名募集しています。 『とにかく本を読むのが大好きだ! 本について書くのも大好きだ! あるいは書いてみたいという方,WEB本の雑誌の新刊採点員として思う存分,筆を振るってみませんか。 謝礼は毎月送られてくる新刊本10冊のみですが,それでもいいから「やったろうじゃないか」という方はどしどしご応募ください。待っています』とのこと。いかがですか。
8月6日 新潮文庫「純粋なるもの」(島 朗)を読む。研究会「島研」を率いて先輩棋士として,森下 卓,佐藤康光,森内俊之,羽生善治という将棋界を支える4人の若者の成長ぶりを観てきた著者が,勝負師としての,また普通の若者としての,彼らの日常を描いている。書きっぷりには,同業者としてちょっと遠慮しがちなところはあるものの,あらためて羽生の凄さを感じさせてくれる本。元版は96年刊だが,文庫化に際し加筆している。
8月4〜5日 土曜日は茅ヶ崎の花火大会。自転車で行けばすぐなのですが,ほかに用事があり,バスで行ったら大混雑でなかなか動かず。我々の乗った臨時直行バスも,ビーチを前に立ち往生。パンパン音だけは頭上から聞こえてくるという悔しい思いをしました。まぁ,サザンビーチと名前は変えても,やっぱり幼い頃からおなじみの海ではあります。日曜日は,横浜のデパートへ買い物と子供を遊ばせに。そんな合間を縫って,クザーヌスの「神を観ることについて」を読んでいます。
8月3日 角川書店グループは,期間・場所限定で再販拘束を外す弾力運用「お客様感謝市」を,9月17〜10月9日の期間で実施するとのこと。5月末に紀伊國屋書店新宿本店で実験的に開催したフェアの結果を受け,品切れ文庫,自由価格本とともに,売れ筋単行本も含めた自由価格フェアになる。(文化通信より)
8月2日 文春新書の新刊「チーズ図鑑」を読む,というより見る。1993年に同社より単行本として出されたものの新書化。フランスをメインに,ヨーロッパ各国のチーズが,フルカラーでいかにも美味しそうに並んでいて,電車の中でも涎が出そう。もちろん図鑑というだけあって,原料乳の種類,製造法,産地,特徴など,コンパクトではあるが判りやすくまとめられている。この中で,パリのチーズ店ならともかく,近くの店で手に入るものがどれだけあるかは?ですが,我が職場に近い虎ノ門には,著者の一人,本間さんが開いているフェルミエというチーズ専門店があるようです。
8月1日 岩波「図書」8月号に,屋名池さんの「横書き以前」という小論がある。日本語の横書きがどのようにできたかを検証したもの。日本語には幕末明治初期まで横書きが存在しなかったこと,それ以前のものでも古い額などに右から書かれている横書き文字があるが,あれは右横書きではなくて,1字1字の縦書きなのである,などなかなか面白かった。
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