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5月31日

雑誌フラウの別冊「ゴージャス」を買って驚いた。まずその厚さと重さ。山本容子のポストカードセットをはじめ,さまざまなブランドの小冊子が綴じ込んであるので,ページを開くのも大騒ぎ。こんなに読みにくい雑誌は珍しいな。あ,読まずに切り離して「使う」のか。それにしてもこれだけの雑誌が880円というのには,またまた吃驚。フラウのホームページは楽しいが,カミサンがこんなの愛読していたら,怖いな^^。

5月30日

改版された「牡丹燈籠」は1955年初版。今回は新字に組み替えただけなのだが,久しぶりに通読したので面白く,帰りの電車を乗り過ごしてしまった。牡丹灯籠といえば怪談話なのだが,幽霊がでてくる場面はごく一部。幼き頃父を斬られ,その復讐のため剣の達人・飯島平左衛門の使用人となる孝助。平左衛門の妾お国とその愛人源次郎が示し合わせて平左衛門を亡き者にしようとのたくらみを知り,主君を守るべく,ある夜,源次郎を襲い槍で突くが,これが源次郎に扮した平左衛門であった。平左衛門は,孝助がかつて斬り捨てた男の息子であることを知っており,自ら孝助の仇討ちを果たさせるべく突かれたのだ。お家再興を孝助に言い残し果てる平左衛門。隣家,相川家の婿となった孝助は,平左衛門の仇を果たすべく,お国と源次郎を追って旅に出る。その後,孝助の生き別れになった母との再会,その母が後妻に入った家の娘がお国だったなど奇縁が続き,ついに孝助は本懐を遂げて戻る....というのがお話の中心。いかにも勧善懲悪,義理人情の世界であるが,10日間にわたったという円朝の口演は劇的な展開が見事で,感嘆させられる。

5月29日

ウチのADSLがずっと不通。メールは転送して読んでいますが,不便でしょうがない。回線が死んでいるのか,モデムの故障なのか,よくわからないし,はやくどうにかしてくれ。

5月28日

職場の近くなので,たまに寄っていた丸善(日比谷プレスセンター店)が閉店し,そのあとにジュンク堂書店が入った(20日)。丸善のときは,文具売り場を含め,結構広い印象があったが,ジュンク堂は効率第一,めいっぱい詰め込みましたという感じで,すれ違うのもちょっと窮屈。場所柄ビジネス書が多く,目新しいものはないが,池袋店からの取り寄せは迅速にやるとのこと。ジュンク堂というとやはり神戸の印象。社長の工藤淳氏(後ろから読むと....)は,喜久屋書店を経営しながら新東宝の役員も兼ねていたが,労働争議で新東宝を退社。化粧品店や雑貨屋の前にスタンドを置いて雑誌を売るというおなじみの商売を始めた。次に,小学館の百科事典をスクーターに積んで売りに行くことを始めこれも当たる。これが後のチャイクロ(子供向け百科事典の月賦販売)につながり折しもベビーブームと重なって月販3万セットというヒット商品となる。その後,専門書中心の書店を目指すが,阪神大地震に見舞われ神戸店が閉鎖。店員の職場確保のため大分,姫路,鹿児島と3店舗を出店。マスコミにも取り上げられ,吉本興業から出店要請が入る。この吉本ビルの天井が高かったことを利用し,天井一杯まで本棚にしハシゴをかけた。これがまた話題となり,現在本店となる池袋に出店。専務曰く,「旭屋や紀伊国屋に対抗するためには同じ売り方をしていたのでは勝てない。1000〜3000部という出版界を支えているミニコミ中心の専門書をそろえることで違うところを出す。それが利用者の支持につながったんです。」 書店内にイスやテーブルを置くというスタイルもここが流行らしたもの。「ナンバ店のイスと机はヤマサキの家具メーカーに無理言って作ってもらったんですよ。それもずいぶん値切ってね。メーカーもあきれてましたよ。専門書って重くて厚いのが多いでしょ,そんなものを見るために机が必要だから用意したんですよ。」

5月27日

岩波文庫今月の復刊は,アーヴィングの「アルハンブラ物語」。5年前に出たばかりで,もう復刊かとびっくり。『グラナダの丘に今もその姿を残すアルハンブラ宮殿,アーヴィングはアメリカ公使館書記官としてスペインに赴き,偶然の幸運からモーロ人の築いた城に滞在した。宮殿の華麗かつ荘厳な姿とそこに暮らした幻想的な日々が,処々に伝わるさまざまな物語を織りまぜて,詩情豊かに綴られる。』 アルハンブラにまつわるさまざまな伝説を織り込んだ美しい本。古今東西を問わず,これを読んでアルハンブラを目指した旅行者は数知れず(らしい)。いまだにアルハンブラを訪れたことのない人(わたしのこと)は,身もだえするのみ。お薦め。

5月23〜26日

しばらく振りに,文庫本の整理をしました。といっても,散逸している続き物の文庫を集めて,紙の帯で巻いておくという簡単な方法。本棚から,文庫本を引っ張り出し,床に並べ,続き物が出てくるたびに重ねて,全部揃うと帯で巻く,という手順です。ほとんどのものは揃ったのですが,一部職場に置いてあったり,その他行方不明があったりと,なかなか順調にはいきませんでした。

週末,金曜日は息子の遠足のおつき合いで小田原の公園へ。母親以外の家族でも一緒に行ってよい,ということだったので行ってみたのですが,父親の姿はちらほら。少々恥ずかしかったのですが,普段なかなかわからない友達との関係や,他の母親の様子などを見ることができ,とても有意義に過ごせました。土曜日は,引き続いて退職した幼稚園の先生の結婚式で,大磯プリンスホテルへ。我が家から近かったので,子供の頃はプール,大人になってからは身近なレストランとしてよく通ったこのホテル。ここのところ訪れる機会がありませんでしたが,とにかく幸せそうな様子を見るのはいいものです(ワールドカップで来日中のナイジェリアチームも見てしまいました)。

日曜日は図書館で,ガーデニング関係数冊,昆虫図鑑,林望「書斎の造り方」を借りてきました。イギリス調紀田順一郎といった風の林氏。ここでの主張は,結婚した後も個人としての居場所を家の中に確保しよう,仕事上の付き合いには深入りせずに,自分の世界を作ろう,ということ。本をどう集めるかとか,整理の仕方は,といった蔵書家を対象とした情報は,あまり取り上げられていませんが(名著は捨て,稀覯本だけとっておく,というアイデアはあり),家庭で少しでも創造的な作業をしたいという人にとっては,具体的なアイデアが示されていて,役に立ちそうです。

5月21〜22日

岩波文庫「哲学者と法学徒との対話―イングランドのコモン・ローをめぐる」(ホッブズ)を読む。「リヴァイアサン」理解のための必読書ということだが,リヴァイアサンを理解しようなどという大それた考えを持たない歴史音痴にも,対話形式によって17世紀の裁判制度が丁寧に説明されているこの本は,面白い。もっとも現代の英国の裁判制度も知らないのに,それが何の役に立つのか,といわれればそれまで。まあ知的好奇心(または自分自身に対する見栄か?)が満たされた,ということで許して貰いたいと思う....。訳注も豊富に付けられている。コモン・ローや制定法について,基本的な事項の説明があるともっとよかったが,それは私が「想定される読者」じゃないということかも。

5月20日

北海道岩見沢市は6月上旬に,市民向けに岩波文庫電子書籍の閲覧サービスを開始する。当初は109作品を用意し,同市立図書館内に設置されたパソコンで自由に閲覧できるようにする。順次500作品まで拡充するとともに,平凡社の東洋文庫についても提供を予定している。将来的には,図書館外での利用も可能となるよう計画も進めている。岩波書店の大塚信一代表取締役社長は今回のプロジェクトについて,サービスの公共性に共感した「損得抜き」の参加であるとコメント。一方、EBIでは岩見沢市の導入事例をきっかけに他の自治体からの引き合いがあると見込んでおり,電子図書館システムを事業に発展させたい考え。

5月17〜19日

週末は近所の県立公園のお祭りに行きました。今月の岩波文庫新刊「怪談 牡丹燈籠」(三遊亭円朝)は改版もの。『旗本の美しい娘の死霊が,燈籠を提げた侍女を連れて恋しい男の許をたずねるという『怪談牡丹燈籠』は,芝居や映画,落語の怪談噺など様々な形でひろく知られています。これは,中国明代の小説『剪燈新話』にある「牡丹燈記」の翻案として『伽婢子』に収録された一篇に,天保年間牛込の旗本の家で起きた話を加えて円朝が創作したものです。(「牡丹燈籠」を含む『伽婢子』の30篇は,7月半ばに重版予定の『江戸怪談集』(全3冊)の中巻に収録されています。) ここに描かれている世界は江戸時代ですが,三遊亭円朝(1839−1900)の口演を,当時もちいられはじめた速記法で書き取り,これを刊行したのは明治17年のことであるので,岩波文庫では緑帯の近代日本文学に分類しています。今回の改版では旧字・旧かなの表記を改めたほか,会話体の部分を改行して読みやすくし,新しく注を加えました。』(岩波書店) この口述筆記を行った若林坩蔵について。彼は,明治15年に上京し,速記符号の発明者田鎖綱紀が開いた第1回「日本傍聴筆記法講習会」に入会して筆記法を学びます。翌年,郵便報知新聞社の依頼で同社と自由新聞との論争を速記し,この記録が郵便報知紙上に掲載され,速記実用化の最初の速記者となりました。明治17年,埼玉県会の要請で議事を速記しますが,それは地方議会議事録への最初の速記導入となりました。また,当時寄席随一の人気を博していた三遊亭円朝の「怪談牡丹灯籠」を速記にとり出版し,講談速記本流行のきっかけを作りました(15日間楽屋へ通い,二人がかりで聴き取ったといいます)。この本には速記符号も併載されていたので,速記のPRにも大きな効果があったほか,円朝人情噺本は,新しい文体を模索していた二葉亭四迷,山田美妙らに格好の見本となり,言文一致体小説の誕生に影響を与えました。(「彩の国の偉人」ほかによる)

5月16日

「鉄道旅行案内」はまだ残っていたので,買ってきました。昭和51年発行の復刻版で,ページをめくると,パリパリ音のする新品。東海道線が御殿場経由だった時代の,全国の駅周辺の見所を簡単にまとめたもの。印刷はあまり綺麗でないが,カラー図もふんだんに入っています。朝鮮,中国への連絡も載っており,古き良き時代ののんびりとした旅の雰囲気が,なんとも嬉しい。ちなみに各地の観光図は,吉田初三郎の筆によるもの。吉田初三郎は,京都に生れ,鹿子木孟朗に弟子入りし,「大家が広告も描くフランスのように,民衆の為の芸術を仕事としてはどうか」との勧めを受け,大正後期から昭和前期を中心に,鉄道網の発達に伴う旅行ブームの中で,全国各地を調査して500種以上の観光案内地図を作りました。

5月15日

新橋駅前の大古本市を覗いてきたのですが,文庫本関係では収穫無し。綺麗な春陽堂少年文庫が目に付いたので,おっ!と思ったのですが,復刻版でした(それでもかなり古いもの)。やたらに多かったのは「サライ」。古本屋の売れ線なのかしら。あとは美術本や実用本。有名な「鉄道旅行案内」(鉄道省,大正10年)の復刻版を2500円で売っていたので,どうしようかしばし佇み,結局手ぶらで帰ることに。

5月14日

集英社Be文庫が5月16日に創刊。「あなたの暮らし・生き方を豊かにする」女性向き文庫とのことで,第1回は,浜美枝「正直な作り手の味」,エミール・シェラザード「変えられます!恋する女の強運・凶運」,はな「はなのとっておきスウィーツBOOK」,所ジョージ「所さんにまかせなさい」,久島優子「いま『手作り』が気分です!」,横森理香「愛しの筋腫ちゃん」,阿川佐和子「今さらながらの和食修業」,吉行あぐり「あぐり95年の奇跡」の8点。こういうのが,女性向き・・・らしいです。

5月13日

勁文社が民事再生手続き開始を申請−負債25億円。(株)勁文社(資本金8000万円,東京都中野区本町3-32-15,代表加納将光氏,従業員45人)は,4月19日に東京地裁へ民事再生手続き開始を申請した。勁文社は,1960年(昭和35年)8月創業の総合出版社。「ケイブンシャ文庫」などの書籍を主力に,月刊誌「デ・ビュー」(公称30万部)などの雑誌,「スーパーロボット大戦」「デジモンアドベンチャー大百科」などの大百科シリーズ,ゲーム攻略本,写真集などを手がけていた。特に,70年代に手がけた児童出版物「原色怪獣怪人大百科」がベストセラーとなるなど,子供向け娯楽情報書籍に強みを持ち,97年9月期には年売上高約28億7100万円を計上していた。近年は出版業界不振の影響を受け販売部数が落ち込み,目立ったヒット作も無いことから,2001年同期の年売上高は約23億900万円にとどまっていた。最近では,金融機関からの新規融資が得られずに返済元利金の増額を求められていたうえ,書籍取次店からも支払条件の変更を申し入れられるなど資金繰りがひっ迫。今後の業況改善の見込みも立たないことから,民事再生法による再建を目指すこととなった。

5月10〜12日

梅雨のような鬱陶しい日々が続いていますね。月曜日からは新橋駅前で恒例の古本市なのですが,また雨に祟られそうです。この週末は,ポケモンセンター東京とTDLへ行き,意外に空いていたのでビックリ。TDLのハニーハントも20〜30分待ちで,1時間で3回連続搭乗?という新記録を打ち立ててきました。

5月9日

岩波文庫に続いて,新潮文庫も全作品目録を7月に刊行。戦後発行の全5601書目を日本作品と海外作品に分け,著者50音配列とし,各書175字前後の解説文を付す。同一著者の作を発行年月順に配することで,文庫化の変遷も映す。戦前編は,大正3年創刊より3期にわたる戦前新潮文庫全557冊の各期別刊行記録リスト。紀田順一郎氏による創刊事情と後の変遷を考察した『「新潮文庫」出版史』。執筆者別書名総合索引,書名総合索引つき。CD−ROM付きで6000円。CD−ROMには,カバーの写真まで入っている。う〜む,これは欲しいかも....。詳しくはここで。

5月8日

今月,岩波文庫「王朝秀歌選」が重版されます。平安から鎌倉にかけてつくられたたくさんの詞華集(万葉集や古今集などの勅選集から珠玉歌を選りすぐって編んだ小歌集)より,後鳥羽院「時代不同歌合」,俊成「三十六人歌合」,定家「百人一首」,藤原公任「前十五番歌合」・「三十六人撰」など8種の秀歌選を収めたもの。20年ほど前に出たときから,私のお気に入り本の一つ。注も詳しいのでお薦めです。

5月7日

出版労連より,連休中の『少年マガジン』合併号中止についての抗議声明が出ました。

 例年,5月連休時は多くの週刊誌が通常の発行体制を変えて合併号を発売してきたが,今年,講談社は『週刊少年マガジン』の5月連休時の合併号を取りやめ,通常発売を行った。講談社は,売上げ増をめざし,「業界への貢献もできる」とし,また,この増売方策は取次経営者も歓迎と報道されているが,はたして業界活性化につながるのか。
 私たち出版・印刷関連に働くものとして,今回の合併号取りやめがこれまでの経緯に逆行するものであり,さらに他誌への拡大や,年末・年始,夏休み期間への拡大につながることを危惧し,出版・印刷関連業界全体がこの動きに同調しないよう要請したい。
 1950年代の中ごろから60年初めにかけて,出版界では男性週刊誌をはじめ,女性週刊誌やコミック週刊誌など,週刊誌の創刊があいついだ。その週単位の進行や大量部数の発行を可能にしたのは,印刷業界の合理化・技術革新による大量印刷体制の確立にあるが,それを支えたのは,出版,印刷,製本,取次,書店での「週刊誌体制」といわれた過酷なまでの労働実態であった。版元から書店にいたるまで,週単位・分刻みの進行で,休日返上や残業は当たり前という状況がつくられ,出版関連産業はこの大量生産・大量販売で60年代の高度経済成長期をひた走ってきた。
 私たちは,このような労働実態を改善しようと,週休2日制実施や労働時間の短縮に取り組んできた。また,出版・印刷関連業界も,年末・年始,5月連休,夏休み時期の進行対策の一つとして,年間いくつかの合併号発売という形で休刊日をつくり,定着させてきたのである。
 そして,週刊誌の創刊から30年近くたった1989年末から90年にかけて,大量の出版物の生産がこなせず,一部月刊誌や週刊誌が販売日に間に合わないという事態が起きた。この「本が危ない」という事態に直面し,出版・印刷関連業界は,その改善策として,印刷・製本単価を見直し,単価引き上げ運動を行った。一方,私たち労働組合は,このような状況の背景には,印刷・製本や出版社の人員不足,印刷・製本の低労働条件などの問題があると考え,各産業の労働条件向上や格差是正に取り組んできた
 私たちは,今回の連休中の通常発売は,これまでの労使の努力のうえに積み重ねてきた現在の発行体制をなし崩しにすることであり,いずれまた「本が危ない」状況を生み出していくものと言わざるを得ない。講談社は「作家や編集部も超ハードなスケジュールで進行しており,労務面でも難しい面が多々ある」と業界紙の取材にこたえているが,決して作家や編集部だけがきついスケジュールを負うのではなく,印刷,製本,取次,書店に働く多くの労働者をも巻きこむものである。
 現在でも,出版,印刷,製本の現場では過労死や労働災害が多発しており,光文社の週刊誌編集者であった脇山さんの過労死も本年はじめに労災認定されたばかりである。厚生労働省が労災認定基準を改め,時間外労働の軽減への取り組みを強め,労働基準監督署を通じて各企業への指導を行っているように,社会全体が労働時間短縮の方向に動いていることをあらためて認識すべきではないか。
 私たちは,出版不況を背景にした経営再建や業界活性化の名のもと,一方的な労働者へのしわ寄せを強いるリストラ解雇や労働条件引き下げに断固反対するものである。また,活字分野をいかに守り,発展させていくかは,出版,印刷,製本,取次,書店に働く労働者の雇用の安定,生活向上なくしてはあり得ないことを確認して,これからも,企業・業界を越えた取り組みをさらに強めていくものである。

5月2〜6日

連休はいかがでしたか? 私は,自宅で休養,というか出かけるところもなかったわけです。そんななかで,相変わらずイスやテーブルのペンキ塗り,大判のトレーシングペーパーとフィルムルックス(粘着式の透明書籍カバー)でせっせとムックや本にカバーを掛ける,という地味な日々でした。このカバー掛け,まとめてやると結構集中できて面白いんですよね。 問題としては,最近フィルムを掛けて保護したいほどの大切な本を買っていない,ということです....。

5月1日

「三色ボールペンで読む日本語」(斎藤孝)が売れているらしい。「まあ大事」な部分を青,「すごく大事」は赤,「面白い!」は緑で線を引く。青と赤は,段階を付けた客観的視点,緑は主観的視点の意味がある。赤線を見ると読後の感動度の指標となるし,緑線は自分の感性の発露となり,愛着が湧く。カチャカチャと色を切り替える音が,主観と客観と矢継ぎ早に脳を切り替える役にたつと著者は言う。私は,本に線を引くのは嫌いだ。蔵書印を押したり,余白に書き込んだりするのには抵抗がない(というより,古書店でそう言う本があるとつい買ってしまう)。だが,線はダメだ。何より美しくないし,大事な本が受験参考書のように見えてしまう。まあ,この著者が対象にしている本が,どこかの社長か政治家が書いたビジネス書や処世訓であれば,どんどんおやりなさい,と言えるのだが....。

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